container journey vol.8

date. 2009/05/19

みなさん、こんにちは。

 

今月も半月を過ぎ、沖縄では梅雨入りをしたそうです。新種のインフルエンザの為、学校や施設等もお休みになっていて、外に出られない方もたくさんいらっしゃると思います。当分の間は、お家で過ごす時間が多くなって、ご家族で食卓を囲まれる機会も増えるかもしれませんね。私も仕事の時はなかなか時間が合いませんが、お休みの日などは家族と一緒に食事を楽しむことが多く、ダイニングルームは家で一番のくつろぎスペースになっています。そしてそのダイニングには、そんな憩いの時間には欠かせないチェアがあり、我が家では“Yチェア”を愛用しています。

 

Yチェア”とは、デンマークの家具デザイナーであるハンス・J・ウェグナーがデザインし、1949年に発表されたものです。それから、住宅だけでなくオフィスやレストランにと幅広い空間で使われており、現在までに、世界で70万脚以上の販売があるベストセラーとなっています。組み立てや座面のペーパーコードを張る作業は人の手によって行われ、工業製品ながらも温かみを感じさせる名作家具の1つです。

 

私の家のほとんどの家具は、現在の家に引っ越して来た時に、母が選んで買い揃えました。数回引越しを繰り返した後、子供達も成長したので、この機会に自分の本当に気に入った家具で生活をしたいと思ったそうです。そして、座り心地、デザインはもちろんですが、親から子へ、そしてその孫へとずっと使える様な一生物の家具を是非選びたいと考えていました。色々なインテリアショップを巡り、何点か候補が挙がった中で選んだのがYチェアでした。その決め手となったのは、Yチェアが長い歴史のある椅子だったことです。というのは、母は当時、その椅子が“Yチェア”という名前のある有名なものであるとは知らなかったのですが、様々な人に話を聞く中で、50年近く前(当時)からあって、きっとこれから先も無くなることがなく、また専用の修理工房もあることを知り、これなら手直ししながらずっと使い続けて行く事が出来ると思えたのです。

 

それから十数年経ちますが、現在も壊れることなく、我が家のダイニングチェアとして活躍してくれています。座面のペーパーコードを長持ちさせたい為、(以前は母がどこかで購入してきた布製のクッションを使っていましたが、デザインがちょっと・・・なので)最近は、専用のレザークッションを敷いて使っています。

 

家具を購入する際には、使い勝手、デザイン、価格、もしくは一つのコレクションとして、、等々いろいろなポイントがあると思います。たくさんの選択肢がある中で、1つのものを選ぶことは簡単では無いと思いますが、何を1番大切にしたいかを考えて、それぞれのライフスタイルにあった家具選びを是非していただきたいと思います。そして、出来ればそんな時間を楽しんでいただけたら嬉しいです。

 

当店では、Yチェアを始めとするデザイナーズ家具から、オリジナル家具やACTUSが厳選した他メーカー家具まで、ACTUSこだわりの品をアウトレット価格でご提供しております。みなさまのお気に入りの一品を見つけに、是非ご来店ください。